因幡はかく語りけり
2011
今日は、プレゼントをあげた。
ガムランボールという、鈴のようなやつでお守りにもアクセサリーにもなる。
シャランシャランという独特な音色はとても美しい。
あげた相手は、普段冗舌な人。
黙って受け取ると、嬉しそうにガムランボールをふって零れる音色に耳を傾けていた。
普段はおしゃべりなのに、前にも、嬉しそうな時は黙っていたので、理由を聞いてみた。
その人曰く、言葉なんて当てにならないから本当に感動したり嬉しいときは言葉にしないのだという。
その人の生業は、外国語を操って商売をすること。
つまり、言葉を生業としている。
そういう人が、言葉をあてにしないという考えを持ってるのが面白いと思いました。
いや、むしろ生業としてるからこそ行き着く考えなのかな。
言葉はあくまでツールであって。
心に響いたり、人と向き合う時に言葉はいらないのかもしれない。
現に、目の前の彼の人の満足そうな感情は伝わってきたのだから。
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