因幡はかく語りけり
2008
どんぐりを見かけるようになった。
まだ緑色だけど、色付く日は近いんだろうか。
小さい頃は、どんぐりやクヌギを集めるのが好きで大量に集めては箱に大事にとっていた。
でも、かならず何匹か虫がわいちゃうんだよなぁ(=_=)
どんぐりに開いた、まぁるい穴から虫がのぞいた世界は、狭くて暗い箱の中。
あの頃は虫がでてきたことにショックだったが、
今思えばやるせないのは虫の方だったかもしれない。
やっと出てきたのに、世界は閉ざされているのだから。
最近読んだ横山秀夫の『出口のない海』をふと思い出した。
出口のない閉ざされた空間にいると悟ったとき、生きものは何を思うんだろう。
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