因幡はかく語りけり
2011
昨日今日と、法要のため福島へ。
向こうはライフラインも復旧し、生活は落ち着いた模様。
しかし、家や職を失った人達もいるわけで。先行きが見えぬ不安はまだまだ拭えない。
とくに、原発で振り回されている人達は怒りが爆発寸前だ。
東電も、国も、自治体も何もしてくれない、と。
故郷を捨て、新しい土地で一から始める心積もりの人も居た。
又、原発が止まった分を補う為、火力発電所の修理は急ピッチで進められているらしい。
避難区域の境界線近くで。
被爆に怯えながら、毎日残業もこなしているという。
「何故、関東の人らの為にこんなに働かなきゃならないんだ、と思う時がある。けど、親戚が関東にいるからなぁ。だから仕方ない。」
その言葉が、胸にささって抜けない。
津波被害を目の当たりにして、思った時と同じだ。
テレビやモニタ越しではなく目のあたりにして初めて感じるものがある。
原発関連の事だって、ニュースをチェックして「知っていたつもり」だった。
本当は、何も知らなかったんだ。
そんな関東人の自分を恥じた。
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