因幡はかく語りけり
2011
12月29日から今日まで、おばあちゃんの家に行ってきました。
正月には毎年集まっていた従姉妹連中も、家庭を持ったり仕事をしたりで中々寄り付かない。
仕方ないので、御年63になる父の杵にあわせて私が餅をこね、二人で餅8臼つきました。
わが父ながら、これには本当に感心しました。
よく体力あるもんだ…
本人いわく、70歳まではつくらしい(笑)
笑い話になったが、しみじみ思うと笑えない年齢なんだよなぁ。
父は還暦をすぎた。
台所に立ったときの、おばあちゃんの背中はいつの間にか曲がってきた。
「曲がってきたねぇ」
ばあちゃんの背中をさすりながら、ふと言葉が漏れてしまった。
「当たり前だよ。今年80だ」
…そうだよなぁ。呟いてしまう。
時間は、人生は有限。
ましてや年や環境が違う人間が同じ時を生きるのは、ごく限られた時間だけなんだよね。
当たり前のことなんだけど、忘れがちになってしまう。
「来年も餅つきさ来い」
祖母の期待に、いつまで応えられるかなぁ。
写真は餅を分ける祖母の手。
ねじ切るのだが、熱くて私には無理だ…
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