因幡はかく語りけり
2013
震災に関連する報道が増えてきて、あの日がまたやって来る事を思い出す。
あの年から二回目の、3月11日。
原発関連で働いていた親戚は、千葉や新潟に避難した。
しかし、新しい就職先は見つからず。
結局、新潟と千葉、それぞれの原発関連に勤めている。
福島に残った親戚連中も、日々の糧を得るため仕事は原発関連。
原発で故郷を失ったものが、原発で働かなければ食っていけない現実と、皮肉。
それ程までに、地方には職がないことを改めて感じた。
職がなければ若い世代は出て行ってしまうだろうし、戻ってもこないだろう。
復興が遠ざかってしまう。
津波の遺体についてのノンフィクションを読んでみた。
一章目だけで、読み進めることが出来なくなってしまった。
被害から遠い私でさえ、このザマだ。
とても親しい人を失った人達の傷は、まだまだ深いものだろう。
この二年間、自分は被災地のために何もできていない。
きちんと向き合うことさえ、出来ているのか?
頭ん中で、ぐるぐる回る。
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