因幡はかく語りけり
2014
午後の仕事も一息つきそうな三時過ぎ。
一本の電話が掛かってきた。
旦那の調子が悪いので、迎えに来て一緒に帰って欲しいとのこと。
旦那は今、心の病にかかっています。
昨年の夏前に発症、秋口に二ヶ月ほど休職し、復帰。
今も通院は続いています。
仕事は丁度ひと段落していたし、
上司は事情を知っているので、即、快諾してくれて私も早退する事となったのでした。
旦那を迎えにいき、一緒に帰路についたものの違和感。
何故なら、私が見る限りでは早退する程具合が悪いようには見えなかったからだ。
本人も何故帰されたのか納得がいかないようだった。
恐らく旦那の上司は、以前職場で具合が悪くなって帰れなくなってしまった事を反省して、そうなる前に帰してくれたのだろう。
けれども旦那は、邪魔者扱いされたと感じたようだ。
まだ夕暮れには早い冬の街、時間が数時間違うだけで、いつも違う雰囲気。
なんだか二人ぼっちで街に放り出された気分。
職場の複雑な思惑だとかを考えあぐねても、早退してしまった事実は変わりない。
本人も大丈夫そうなので、買い物やら整体やらにいき、更には軽く飲みに行った。
とにかく笑えれば。きっとこの先も大丈夫なのだろう。
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